全国大会出場・結果報告【鹿川湧生・木島菜々花・大岡歩生】

こんにちは、上馬場です。

今年の夏は猛暑の日々でアカデミー生も練習、試合と本当に一生懸命頑張りました。

全国大会に出場した3名の選手の結果報告です。

鹿川湧生君    全国中学生大会 ダブルス準優勝
木島菜々花ちゃん 全日本ジュニア、全国中学生大会に出場
大岡歩生君    全日本ジュニアシングルス出場、ダブルスベスト8

本当によく頑張りました!!

引率していた小島コーチより試合報告です。

8月は全国大会のシーズン。まず、高校総体(インターハイ)で始まり、
全日本ジュニアと続き、最後に全国中学生大会(以下全中)で締めくくられます。

私は、全日本ジュニアには木島菜々花(シングルス出場)と大岡歩生(シングルス、ダブルス出場)に、全中には鹿川湧生(ダブルス出場)と木島菜々花(シングルス出場)に帯同しました。

結果は、皆様すでにご存じのことと思いますが全日本ジュニアでは菜々花が初戦敗退、歩生がシングルス初戦敗退、ダブルスベスト8でした。
全中では、湧生のダブルスが準優勝、菜々花のシングルスが初戦敗退でした。結果はともかく、猛暑の中、3名は良く戦いました。

湧生のダブルス準優勝は、一昨年の兄の夏生の全中ダブルス準優勝の再現でした。
これは「鹿川家の快挙」です!おめでとうございます。

湧生は、私がヒルスに来た3月頃と比べると、サーブとフォアハンドがそれぞれ段階の進歩を見て今の実力ならシングルスでも十分に全国大会出場が可能なレベルに達しています。
彼のサーブの決定力とグランドストロークの安定感、そしてパートナーの福島選手のネットでの動きの良さが上手くかみ合っての準優勝だったと思います。

それでは、優勝の可能性はまったくなかったのっでしょうか。
ダブルスとしての総合力は相手のペアが大きく上回っていたと思います。
1STセットは1-6。しかし、福島選手が初めてサーブをキープして4-3とリードしたときが唯一のチャンスでした。次のサーバーのサーブを一度ブレークしていただけに、ここでもう一度サービスブレークが出来れば次がサービスキープ力の高い湧生のサーブだっただけに、ファイナルセット(スーパータイブレーク)に持ち込むチャンスが期待できました。

大逆転は叶いませんでしたが、全中準優勝は立派な成績です。胸を張って下さい。私は、多くの選手(プロも含めて)がダブルスの好成績をきっかけにしてシングルスでも大きく飛躍した例をたくさん見てきました。
長塚校長もその一人です。湧生もそれに続いてもらいたいと思います。

 

菜々花は、今年に入ってシングルスでMUFG、全日本ジュニアに続いて全中は3つ目の全国大会出場です。すっかり「全国大会の常連」になってきました。私は、昨年までのことは知らなかったのですが、4月のMUFGが全国大会初出場だったとのこと。それが3大会目での全中では「シードがつく」までに成長したのです。

菜々花は、攻めの姿勢をつくので、自滅してまけてしまうこともまだありますが、
攻め急がず、「あと一球、相手を動かす」余裕がでてくると、全国大会で上位進出も十分可能です。

MUFGと全日本ジュニアの初戦は、いずれも同じ千葉県の石橋選手(MUFGベスト4、全日本ジュニア準優勝)という厳しい組み合わせになってしまいましたが、全中は実力的に「いける!」と思ったに違いありません。そこに「落とし穴」が待っていました。

広島の試合会場は、高い場所にあり、(空気がほんの少し薄く)ボールが良く飛んだのです。ラケットが振り切れていれば(しっかりと回転のかかったボールが打てていれば)大きな違いは感じないのですが、アウトを恐れてラケットが振れなくなると、いつもよりも1メートルもオーバーしてしまいます。菜々花が彼女らしからぬ8本のダブルフォルト(ほとんどがアウトのフォルト)をしたのもラケットがしっかり振り抜けなかったことが原因だと思います。勝ちたい気持ちが強くなりすぎて、チャレンジする気持ち、思い切っていく気持ちにブレーキがかかってしまったのでしょう。

これもある意味、成長のあかしです。ランキングが上がり、気持ちが「守り」になってしまったのです。
しかし、もうワンランクレベルアップするには、これまで菜々花を成長させてきた「チャレンジする気持ち」を持ってプレーすることに立ち返らなければなりません。「相手に勝つ」前に、まず「自分に勝つ!」です。「この敗戦があったから今の自分があるんだ」と振り返られるような選手になってもらいたいと思います。

 

歩生は、菜々花と同様に今年に入って急成長した選手と聞いています。ところが、3月の県ジュニアで初めて彼のプレーを見たときはアンフォースドエラーが多く、「これで本当にピーナッツと京王を連勝したの?」と驚いたのを覚えています。しかし県ジュニアの敗戦が「薬になった?」のかその後の彼の大活躍は皆様ご存じの通りです。

全日本ジュニアの結果にかかわらず、この世代では歩生は間違いなく全日本のトップレベルにいます。全日本ジュニアでは初戦でファイナルセット4-1(相手サーブで15-40)リード、あと1ポイントで5-1にできるとことまでいったのですがそこから5ゲーム連取されて4-6で敗れました。いつもの彼からすると考えられないことが起きました。これが「全日本のこわさ」なのでしょうか。「たら・れば」を言ってもしかたがありませんが、この試合に勝っていたら優勝争いに加わっていたでしょう。

とは言え、5月の全国選抜では、優勝した本田選手と歩生が頭1つ抜きん出ていると思ったのですが、他の選手との差が縮まり(本田選手もベスト8止まり)、歩生を含めて4~5人の選手が並んでいるという印象を持ちました。

それに加えて、歩生は9月以降はU14のカテゴリーでプレーします。新たにU14の1年目の選手達もライバルに加わります。来年は今年以上に厳しい1年になることは明らかです。しかし彼はこう言っています。「強い選手と対戦するのが楽しみ」と。この気持ちがあれば、来年も「楽しみな1年」になること間違えありません。

湧生、菜々花、歩生の活躍に刺激されて、ヒルスから次々に全国大会にチャレンジする選手が出て来ることを期待します。

 

Good Luck!!