スラバヤ遠征報告です。

こんにちは。上馬場です。

2019年始まりあっという間に1週間が過ぎてしまいました。
選手達も気合いを入れて年明けから練習を開始してます。

小島コーチより去年の10月にスラバヤ遠征報告です。

10月12日から20日(9日間)の日程でインドネシア第2の都市スラバヤで開催されたITF(国際テニス連盟)
グレード5の大会に帯同しました。

ヒルスからは木島菜々花、大岡歩生の2選手が参加、外部からは私が沖縄で指導し現在兵庫県の神村学園に「テニス留学」している大村蒼太選手が参加しました。

菜々花と歩生は9月の台湾遠征に続く2回目の海外遠征でした。

今回の遠征の「ビックニュース」は2つありました。
1つ目は菜々花が2大会目のITF大会で世界ジュニアランキングポイント(以下ポイント)を獲得したことです。

男女の違いはありますが、現在、私がツアーコーチをしている野口莉央プロは5大会目で初ポイントを獲得。
これはダブルスの獲得でシングルスでは9大会を要しました(菜々花はシングルスでのポイント獲得)。

つまり、2大会目で「ポイント獲得」は簡単なことではないのです。
前回の「台湾遠征報告」の中で、私はこんなことを書きました。

「全国大会で『ベスト8以上の実力』があれば、すぐにポイントが取れるし、
・・・逆に言えば、ポイントを獲得してランキングをどんどん上げていけられる選手なら『全国大会優勝』も夢ではない」と。

まさに、これで菜々花は、全国優勝を目指しての「スタートライン」に立ったと言えると思います。
全国優勝は、「困難」なことではありますが、「不可能」なことではないと思います。
彼女の今後に期待します。

もう1つのビックニュースは、年齢制限(ITF大会への参加は13歳の誕生日を迎えてから可能)で大会には出場できなかった歩生ですが、何とインドネシアの年齢別のナショナル大会(日本の全日本ジュニアに相当)に出場してしまったのです(14歳以下に出場)!

えっそんなことがあり?と思われると思いますが、出られただけではなく、3回勝ってベスト8に残ってしまったのです。これは、日本で外国人のジュニア選手が、たまたま家族旅行で大阪に来ていて、うつぼ公園に立ち寄ったら全日本ジュニアがやっていたので、協会関係者に出場をお願いしてみたら出れてしまったというような話です。

長塚校長にこの話をしたら、「何とおおらかな・・・」と絶句されましたが、日本では絶対にありえませんね。
インドネシアだったから可能だったと思います。おおらかな国民性ですね。

しかし、忘れてはいけない大事なことがあります。だめでもともとで歩生が出られるかどうかを大会本部’ITFとは別)に行って聞いてみたということです。ITF大会と同じ試合会場もナショナル大会の試合会場の1つになっていたのはラッキーでした。

日本人は、この「Speak out(口に出して言う)」が苦手ではないでしょうか。
世界で戦う選手を目指すなら、それでは不十分だと思います。普段から「こうしたい」、「ああしたい」という自分の考えを親やコーチに伝える努力が必要だと思います。
もっとSpeak outしてください!

最後にテニス以外の話を1つ紹介したいと思います。

インドネシアは、約90%の国民がイスラム教徒です。
1日に5回お祈りが行われます。驚いたことに、今回の試合会場の2番コートと3番コートの間に礼拝堂があったのです。大きなスピーカーがついていて、お昼過ぎと3時過ぎに「大音量のお祈り」が流れてくるのです。
この2つのコートで試合をやっている選手達にはたまりません。
うるさ過ぎて試合続行不可能です。5分ぐらいは選手たちはベンチに座ってお祈りが終わるのをじっと待つのです。
誰ひとり文句を言う人はいません。試合よりもお祈りの方が大事な頃をみんな知っているからです。
しかし、これがもしマッチポイントのような大事な場面で起こったら大変ですね。

小島弘之