ダブルス、こんな時どうする? Vol.5「雁行陣、相手のボレーが短くなったらどうする?!」

こんにちは、稲葉です。

 

今回は、Ken’s四街道校の旭コーチKen’s海浜幕張校の富田コーチKen’sエストーレ校の松元コーチがモデルとなってくれました。

3人とも私の師匠的な存在です。Ken’s千葉会場で、ちょうど集る機会があったので、ナイスなタイミング。支配人の澤村コーチが別の仕事で忙しくしている合間に、ちょっぴりコートを拝借!

 

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今回は、並行陣のペアを相手に雁行陣で対戦している時の、相手のボレーが短くなった時のシチュエーションです。

 

以前ご紹介させていただいたダブルスで使う「3つのボール」ですが、

①落とし球

②上げ球

③突き球

 

これらの球質を使用して、画像下↓の町田コーチは頑張って並行陣相手にストロークでラリーをしております。

頑張った結果、相手のボレーのボールが短くなりました。というところからです。

(もちろん、意図的にわざとボレーを短く打たれることもあります。)

 

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しつこくボレーで粘られるのも嫌なものですが、雁行陣後衛の目の前は大きなオープンスペースがあります。

 

左右だけでなく、前後に揺さぶられるのは、本当にきついものです。これが意外とやりにくいですが、前に短いボールを打たれるのを想定して雁行陣のラリーをしなければ、短いボールに対しての反応が遅くなり、ミスをしてしまうことが多くなります。

 

相手のボレーの打球が短くなったら、ストローク戦の延長として、いつでもネットに出て行く準備が大事ですね。

 

まずは、短いボールに対して、アプローチショットを使って、前に出に行く勝負をしたいところです。

 

ここでの注意点は、せっかく前に詰めに行ったが、ボレーヤーへ浮いた打球になってしまうと、逆に強く打ち込まれてしまうので、しっかりとボレーヤーの足元に沈めることです。

ここで使うのは、「落とし球」となります。

 

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ここで動画での紹介になりますが、ちょっと上手く行き過ぎましたね…。↓

 

 

しかし、このパターンしかないと、相手並行陣ペアの前衛がポーチを狙いに出てくることがあります。

相手前衛の動き方などを、試合中に見極めることが必要になりますが、ポーチに出てくるのを抑えるためには、もう1つのパターンが欲しいところです。

 

「落とし球」を使ったアプローチショットだけでなく、いざという時に実戦で役に立つのが前衛へのスピードボールです。

ここでは、「突き球」を使うことになります。

 

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動画での紹介です。ここで大事になるのが、足元へ沈める「落とし球」と、前衛に突いていく「突き球」の打球スピードやスピードを、変化をつけることです。

 

曖昧な打球になってしまうと、逆に最短距離となる前衛からのボレーを喰らう形となってしまいますので、しっかりとプレス(圧力)をかけて打ちたいところです。

 

 

そして、よくあるパターンとして、相手並行陣のボールが浅くなり、処理をする準備が遅れてしまった時に(あるいは弱気になってしまったと時に)、アプローチショットをロブで回避しようとすることです。

 

相手前衛のスマッシュやハイボレーなどの返球能力が低ければ問題はないのですが、相手前衛は体制不十分で処理をした時のロブは、大概見抜いていることが多いものです。

 

そこで、スマッシュを打たれることが多くなりますので、前に詰めることが非常に怖いものとなってしまいます。

 

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動画での紹介です。↓よくこんな場面がありますよね。短いボールに対するケアを怠ってしまうと、攻められたはずの展開が守らざるを得なくなってしまいます。

 

 

ここで、並行陣側の前衛の立ち位置です。

パートナーのボレーの配球が良いと、やはりポーチが狙いやすくなるので、立ち位置が前になります仮に浅くなったとしても、甘いアプローチになりそうであれば、ポーチを狙えるチャンスにもなりますので、怖がらずに位置を前にして、相手にプレッシャーをかけられると良いと思います。↓

 

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逆に、パートナーのボレーの配球が甘くなって、相手が勢い良く攻めに来そうであれば、立ち位置を調整して後ろ気味に構えることも必要になってきます。

 

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この辺りは、展開の様子を伺って、臨機応変に対応できると良いと思います。

 

同様に、雁行陣側の前衛ですが、パートナーのアプローチが良い形では入れそうであれば、次にポーチに出る準備をするために、タイミング良く前に詰めて、2人がかりでプレッシャーをかけることも出来ます。↓

 

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そして、やはりパートナーの後衛が前のスペースをケアしていることを怠ってしまい、やっと拾えたボールはチャンスになりやすいので、立ち位置を下げて、前に詰めた後衛よりも下がるケースになります。↓

 

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なかなか並行陣相手に、前に詰めに行くことは勇気の要るものですが、雁行陣で頑張ったベースラインプレーの延長として、アプローチショットから前に詰めて、ネットプレーも織り交ぜてポイントを取りに行くこともおススメします。

 

次回は、旭コーチの得意なアングルボレーを使ったシチュエーションをご紹介したいと思います。